就職するとききちんと確認しておきましょう

就職するとききちんと確認しておきましょう

働く上で大切なのは、実際に支払われる給与だけではありません。
これは看護師という仕事に限ったことではありませんが、雇用保険をはじめとする社会保険に加入できるかどうかは、安心して生活ができるかどうかのとても大切なポイントです。

社会保険には医療保険、年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険があります。

医療保険というのは病気や怪我で通院する際に医療機関の窓口に提出するあの健康保険のことです。
出産の時などに手当が給付されるのもこの保険からになります。
年金保険は厚生年金や公的年金のことで、介護保険は2000年から始まった新しい制度で、40歳になるとこの保険の対象になります。

雇用保険というのが、俗に言う失業保険のことで、保険料の半分を勤務している医療機関が負担しています。
労災保険は業務中の怪我や事故などに対応する保険です。

こうした保険は正規の職員である常勤の看護師であれば加入が義務付けられていますが、パートなど働く時間が少ない看護師については必ずしも加入できるとは限らないので注意が必要です。
たとえば医療保険や年金保険に関しては、基本的に労働時間および労働日数が正規の職員の3/4以上でなければ加入することができません。
また、この条件を満たしていたとしても2ヶ月以内の短期の契約では加入できないことがあるので注意しましょう。

また雇用保険についても加入するための条件があり、こちらは「1週間の所定労働時間が20時間以上且つ31日以上雇用される見込みがあること」が条件です。
週に40時間以上の労働契約の場合には31日以下でも加入の対象となります。

労災保険はこうした条件はなく、保険料は全額働く医療機関の負担で加入することになっていますが、こうした保険に関するルールをしっかり守ってくれる医療機関なのかどうかを就職する際にはしっかりと確認しておきたいものです。
とても残念なことですが、医療機関に限らず、雇用保険の負担を嫌って適切な手続きを行わない企業も少なくありません。
就業規則や福利厚生の条件などについては、細かい内容ですし、難しいのでなんとなく聞き流してしまいがちですが、あとで後悔しないようにしっかりと確認するようにしましょう。

また、退職した場合にはこうした保険に関する手続きを自分で行わなくては行けません。
退職の手続きや新しい仕事を探すのに忙しく、後回しになってしまいがちですが、年金の手続きや健康保険の手続きはとても大切なものです。
忘れずに手続きするようにしましょう。

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参考にどうぞ。
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