医歯薬の仕事にも残業があることでしょう。たとえ残業があったとしても、好きな仕事で働き続けられるならば、「残業することくらい気にしない」とおっしゃる方がいると思い、残業をすることで、精神を研ぎ澄ませているように感じさせるくらいです。いかにも仕事と結婚しているくらいに仕事が好きだとおっしゃる方がいると思い、そうしたことを主張する多くの方は、残業することを厭わないことが窺えるのです。残業をすることで高いモチベーションを得られる期待から、残業を貴重なエネルギー源として捉えている方がいても不思議ではないと思うのです。医療人の中には、残業をすることで充実感を抱いているのではないでしょうか。残業そのものが仕事の能率を上げるように働きかけているように感じることが考えられて、いかにも仕事大好き人間が幸せでいられる瞬間を物語っているように感じさせるのです。
医歯薬の仕事で残業をすることが誇りになると思っている方がいることでしょう。残業するということは、自分ができることをやり抜こうとする行為の表れであり、ともすれば残業している自分の姿が一番輝ける瞬間だとおっしゃる方がいるかもしれません。残業することで残業代が支給されるため、時間外で働いた分の対価として大きな金額を貰えることが魅力のひとつとなるのです。残業が人としての尊厳を映し出しているかもしれません。その尊厳が明日の自分を作り出していくのではないでしょうか。